皆様こんにちは。
AGSビジネスマッチング部門でインターンをしております、佐伯です。
今回はベトナムの消費者像Part3、「美」に関する情報をご紹介します。
ベトナム人は移動手段としてバイクを多く利用します。今や道路にあふれるバイクの集団はひとつの観光ポイントになっており、写真を撮る観光客も多くいます。
彼らをよく見ると、特に女性は全身を布で覆っていることが多いです。これはベトナム人女性が、白く見られることに価値があると思っていることから来ているものと考えられます。従来のベトナム人女性の美意識や近年の韓国や欧米からの大衆文化の流入が影響していることが要因として考えられますが、一方で肌が黒いことで「安価な労働をしている貧しい者」として見られることも要因の一つとしてあるようです。
先月、ホーチミン市内にあるデパートを訪問しました。平日で客数も少ない中、私が訪れたときに多くの人が購入していたのは、アンチエイジングのクリームでした。客層は女性の中年層(40~50代)で、彼女らは統計的には可処分所得を多く持つ主体です。肌を白く保つということに加えて、いかに若く見られるかというところでお金を費やす傾向が見て取れました。
また肌という観点から少し離れますが、美容に関して近年では若者の間で美容整形が流行しています。
記事はこちら
これも韓国の文化が大きく影響していると考えますが、最近ではSNSの普及により、FacebookやInstagramなどで自分の写真を大衆にさらす機会が増えてきています。ホーチミンのグエンフエ通りでは夕方になると多くの若者が集い、スマートフォンで自分の写真をたくさん撮っています。
いかに個人を美しく見せるかというところに多くの女性が関心を持っており、その関心を実際に行動に移している姿を目の当たりにして、そのような美容関連の商品に強い需要があるように感じました。経済発展の中で、より自分自身を磨く余裕が生まれ、資金を投じている状況が生まれているものと考えます。
AGSでは進出前の各種調査から、現地法人・駐在事務所の設立、進出後の会計・税務・監査・労務・法務等までベトナムビジネスにおけるトータルサポートを行っております。美容関連でベトナムに進出をお考えの皆様、AGSにお気軽にご相談くださいませ。