5月14日の午後、報道会議で財務省・価格管理局は乳製品業界の不平等化について議論した。同局の判断によると、現在、不平等競争をしている乳製品の生産・輸入企業がいまだ数多くあり、それらは利益の最大化を図るため、商品の重量や品質などを変更しているという。
また、国内で乳製品を生産するための原材料の70%は海外から輸入されたものであり、それを生産するための輸入原材料や完成製品のほとんどは海外に指定されている。つまり、海外からベトナムへ輸入される前に価格が変更されていると財務省は判断した。しかしこれはただの予測にすぎないと価格管理局局長Nguyen Anh Tuan氏は述べていた。
財務省は同会議で、価格の安定化を維持するため6歳未満の子供用ミルクに対して2016年まで上限価格を適用するとした。他国との乳製品の価格差を小さくするためである。AC Nielsenのデータによると、6歳未満の子供用ミルクに対して1kgあたり、ベトナムでは平均16ドルであり、タイでは14ドル、フィリッピンでは12.9ドル、マレーシアでは10.9ドル、インドネシアでは9.5ドルであるという。
Nguyen Anh Tuan氏によると、価格管理局は各企業に対して価格登録を求め、これによって、価格が0.1%から34%減少し、主に10%~15%の減少になるという。
(kinhdoanh.vnexpress.net2015年5月14日)