ベトナム経済は回復基調にある。世界経済の変動に対して、マクロ経済的安定を維持しようとする政府の後押しにより、今年の残る四ヶ月も順調に回復していく見通しである。
ベトナム計画投資省は、今年のベトナムの経済成長率は政府の目標よりも0.2%高い、6.4%に落ち着く軌道に乗っており、元の切り下げと落ち込んだ原油価格によるベトナム国の経済成長への影響は軽微なものであろうという見方をとっている。
落ち込んでいる原油価格については、ベトナム国がどのようにこの機会を利用するか熟知し、また、原油価格下落に対して予算収集を確実にする解決策を用意していれば、むしろ経済成長に追い風となるだろうと計画投資省はコメントした。
また、ベトナムドン価値下落に加えて、輸出を下支えする方策は、中国の元切り下げの衝撃からベトナムの輸出を守ったとしている。
世界経済の変動にも関わらず保たれたマクロ経済的安定政策のおかげで、地方市場、成長指標、インフレーション、予算収集、予算赤字、消費と生産は政府目標達成のレール沿っている。計画投資省によれば、14つの社会経済指標のうち、7つの指標で目標を超え、6つの指標は目標を達成し、たった1つの森林被覆度指標だけが目標に届かない結果となる見込みである。
しかしながら、農林水産業部門が、世界市場での価格下落トレンドにより困難に直面するだろうと政府は予測している。農林水産部門は国内での競争が激しくないので、世界市場での競争激化に耐えうるか懸念していると表明した。とりわけ中小企業は競争力が低いので困難に直面するだろうと付け加えている。
今月初めに計画投資大臣ブイ・クアン・ビンはベトナムの今年のGDPは6.4%に届くだろうと述べた。近日、ベトナム国家金融監督委員会も同様にベトナムの今年の経済成長は6.2%に到達するだろうと同様に述べている。
政府は今年の目標は達成するという見通しを立て、来年はより高い経済指標の目標を設定する予定である。しかし未だ、マクロ経済的安定際優先事項である。
http://en.vietnamplus.vn/vietnam-optimistic-about-economic-growth/82070.vnp (150923)
