労働傷病兵社会省(MoLISA)によるアパレル業界の労働監査運動で、全国の12の都市と地方で、152の企業による1786件の違反が発見された。
監査は国際労働機関(ILO)とベトナム労働総合連盟、ベトナム商工会議所の協調で、MoLISAの監査官によって今年5月から9月に行われた。
アパレル業界は国の輸出収入の13.6%と国内総生産の10.5%にあたり、近年のベトナムの主要な外貨獲得源となっていたため、テスト監査に選ばれた、とMoLISAの副大臣フイン・ヴァン・ティ(Huynh Van Ty)氏は述べた。その部門は2008年から2013年の間に14.5%の年間成長率を記録した。
約6000のアパレル企業がベトナムで営業しており、企業は産業労働者の25%にあたる250万人以上の労働者を雇用している。ほとんどの従業員が限られた専門技術を持つ肉体労働者だと、ティー氏は述べた。
最も多い違反は、規定された超過時間を越えた残業時間で、60の企業が違反していると、MoLISAの副監査長グエン・ティエン・タン(Nguyen Tien Tung)氏は述べた。
17の企業は十分な残業や夜勤手当を支払っておらず、11の企業の給料は国家によって設定された最低賃金よりも低かった。
多くの企業が安全性と教育の標示を持っておらず、緊急時の避難方法に関する情報を明示していないと述べた。それらの企業は見える範囲に規則や避難ルートを掲示していなかった。
個別の保護装置の不足も多く、大多数の労働者が正しく機器を使用していなかった。約90の企業は十分な労働安全訓練を行っていなかった。
MoLISAは、2015年に多数の労働災害が起こっている建設業界に、来年中に同様の監査をするつもりだ。
http://en.vietnamplus.vn/labour-rights-violations-inspected-in-apparel-industry/83372.vnp (151020)