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【AGS法務部ニュース】来年の最低賃金引上げ案が採択

2017年8月7日、国家賃金評議会は、2018年1月1日以降に適用される地域別の最低賃金の引上げに関する会議を開催した。

会議の結果、以下の最低賃金引上げ案が採択された。

2017年 2018年(予定) 前年比上昇率
第1地域 375万VND 398万VND(約19,637円※) 6.1%
第2地域 332万VND 353万VND(約17,416円※) 6.3%
第3地域 290万VND 309万VND(約15,246円※) 6.6%
第4地域 258万VND 276万VND(約13,618円※) 7.0%
(※べトナム中央銀行の公表する8月7日の換算レートの売買中間値(202.68VND/円)に基づき算出)

第1地域から第4地域は全国の都市化や経済的発展を基準に指定されており、第1地域にはハノイ市、ハイフォン市、ホーチミン市、ドンナイ省等が指定されている。

今後、上記採択案は首相に提案され、2017年末の制定、1月1日の施行が予定されている。

なお、2014年から2017年までの第1地域に適用される最低賃金は、270万VND、310万VND、350万VND、375万VNDであり、上昇率はそれぞれ前年比で15%、13%、7%となっている。

この最低賃金は、労働者に支給される賃金のうちの手当等を除いた基本給、給与に適用されるものと考えられており(労働法10/2012/QH13第90条1項)、使用者が政府が公表した最低賃金を下回る額の賃金を支払った場合には、違反の労働者の数に応じて2,000万VNDから7,500万VNDの罰金を課される可能性がある(政令95/2013/NĐ-CP第13条4項)。

以上

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