11月3日、ホーチミン市の商工局は2020年までのホーチミン市の縫製業発展計画、および2030年までのビジョンについて発表する会談を行った。
発展計画の目標はホーチミン市が中心となり縫製業の様々なサービスを南部の各地方に提供することと共に、全国のファッションデザイナーの中心地となることである。ところが、会談では代表者たちはこの計画に対応する人材が不足していると不安感を表した。特に優秀な人材が課題である。計画によると、ホーチミン市の縫製業に対する労働者需要が増加しており、2015年の労働者需要増加は約19,500人、2020年までには約20,250人となる見込み。そのうち、エンジニア、技術者およびデザイナーの需要増加は2015年に500人、2020年までには1000人となる見込み。
ホーチミン市工科大学、機械工学部・縫製技術科学部長Bui Mai Huong博士によると、現在ハノイ市とホーチミン市の2つの工科大学しか縫製エンジニアを育成していない。ホーチミン市の工科大学は毎年80人しか縫製エンジニアを育成する能力がない。そのため、ホーチミン市の追加需要に対応できるエンジニア、技術家の準備が難しいと見られている。
需要増加に対応する対策として、商工省工業管理部長Tran Anh Hao氏によると、各企業および訓練機関が計画した目標を達成するために、商工省は計画投資省・労働傷病兵社会問題省・市内開発研究院・大学などの関連機関と協力し目標を達成するための展開計画を詳細に立て、実施方法も明確にするとのこと。
発表された2020年までのホーチミン市の縫製業発展計画、および2030年までのヴィジョンによると、2015年までの市の縫製製品生産価値は2010年と比較して1..5倍の37.850兆ドン、2020年には2015年と比較して1.3倍の47.670兆ドン、そして、2025年には2020年と比較して1.3倍の63.726兆ドンに達し、2015年までの生産価値の平均増加率は、年8.5％、2016年～2020年の期間は年5％、2021～2030の期間は年4.5％とされている。
上記の計画目標を達成するために、ホーチミン市は縫製業界のサプライチェーンの改善を中心に実施し続け、環境にやさしい製品およびデザイン･品質・競争価格などの製品を中心に生産する；市内の染め工場を工業団地区に移動する；エンジニアおよび労働者を育成する学校や縫製企業と連携する；縫製業のための材料工場に投資するための敷地を準備するなどである。
2015年までの縫製業への投資は10兆ドン以上と見込まれ、そのうち、市内への投資金は2.750兆ドン、2020年までの縫製業への投資金は12兆ドン以上であり、そのうち、市内への資金は5兆ドンである。
(www.mpi.gov.vn 2014年11 月04 日)
