皆様はじめまして。
先週からAGSリクルートメント部でインターンをしております、樋田星花(Toida Seika)です。
本日より約一ヶ月間ブログを担当させていただくことになりました。
少しでも皆様のお役に立てたらと思います。
どうぞよろしくお願いします。
今回は現在日本との間で進められている”ホーチミン市都市鉄道建設計画“について、紹介したいと思います。
先週ベトナムに来てすぐ、何やら工事が行われている場所で、VIETNAM-JAPANと書かれた看板を目にしました。ホームステイ先の友人に聞いたところ、2020年までにベトナム初の地下鉄が完成するとのことです。
当社の過去のブログにも書かれている通り、現在ベトナム人にとって移動手段に欠かせないのはバイクです。
しかしこれが引き起こす交通渋滞や大気汚染がホーチミン市で現在深刻な問題になっています。
そんな問題を緩和してくれるのが現在行われている”ホーチミン市都市鉄道建設計画“です。
ホーチミン市では現在、8路線の都市鉄道が計画・建設されています。そのうちの1路線、ホーチミン市都市鉄道1号線は総延長19.7kmで、そのうち、都心部の2.5kmは地下、郊外の17.2kmは高架で踏切ゼロ、最高時速は100km超という、ベトナム初の地下鉄です。(日経ビジネスオンラインより)
ここで少し日本の歴史を思い出してみましょう。
明治維新後の日本は急成長を遂げ、アジア諸国の中で一番の経済発展国にまでなりました。
なぜそこまで急速に発展できたのか、その理由の一つに都市部の交通網の整備が挙げられます。これにより一度に多くの人々を安定して運ぶことができるようになり、移動がスムーズになったことで経済発展に繋がったと言えます。
ベトナムでも同じ結果が期待できると開業に向け期待が高まっています。
現在工事は、日本の円借款(ODA)によるプロジェクトで進められており、日本のその高い技術を活かし、清水建設と前田建設工業がこれに協力しています。(日経ビジネスオンラインより)
しかし鉄道が完成しても需要がなければ意味がありません。
企業側もバイク通勤者に対して駐輪料金を促したり、地下鉄通勤者に交通手当てを支給するなど工夫して地下鉄の利用を推奨していく必要があります。
この計画により、日越関係が強化され、将来大きく経済発展を遂げたベトナムが、日本のビジネスパートナーになるのはそう遠くないかもしれません。
それでは本日はこの辺で失礼致します。
参考文献
日経ビジネスオンラインSpecial「池上彰が見る!考える!ASEAN南部経済回廊1200キロを走破アジアの未来のつくりかた」
<http://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NBO/15/jica1215/vol2_page6/> (2017/02/24アクセス)