2021 年 7 月 30 日、 ベトナム国家銀行は、 COVID-19 感染拡大による 悪影響を受け、 2021 年 6月 29 日付けの政府の決議 No.63/NQ-CP を実施するため、 ベトナム国家決済株式会社(NAPAS)に2021年の金融スイッチングサービス(ATM、 POS、 インターネット、携帯電話等による支払取引を実施する ための電子データへのアクセス、処理の技術サービス)および電子決済サービスの手数料の削減方針を継続する 旨の指導をしました。
具体的には、 NAPAS は 2021 年 8 月 1 日から 2021 年 12 月 31 日までの間、以下の料金の削減を実施します。
・ 該当する料金と比較して、 ATM、 POS 取引に対し、 金融スイッチングサービスおよび電子決済サービス料金の 50%を削減する。
・ 該当する料金と比較して、 24 時間年中無休の銀行間振込に対し、金融スイッチングサービスおよび電子決済サービス料金の最低 75%を削減する。
これにより、ベトナム国家銀行は、信用機関および外国銀行の支店に以下の内容を実施するように要求します。
・ 顧客の NAPAS を経由する ATM、 POS 取引の手数料および 24 時間年中無休の銀行間振込手数料の削減を調整する。 最低削減額は NAPAS が料金の削減調整額と同額であるが、信用機関や外国銀行の支店には NAPAS よりも高い削減調整を奨励する。 期間中に手数料を免除する方針を適用する場合は、 引き続き実施するものとする。 最低実施期間は2021 年 8 月 1 日から 2021 年 12 月 31 日である。
・ 信用機関、外国銀行の支店の支店取締役会の会長/社員総会の会長、総社長は、 自己の信用機関、外国銀行の支店銀行で上述の方針を実施する責任を負うものとする。 また、2021 年 8 月 15 日までに、 手数料の種類、 手数料の削減額および適用期間についてベトナム国家銀行総裁に報告しなければならない。
以上