9月2日、グエン・スアン・フック首相は北部ハイフォン市のディンブー・カットハイ工業団地にあるビングループ(Vingroup)が投資するビンファースト(VINFAST)という自動車製造工場の建設プロジェクトの起工式に参加した。
式典でグエン・スアン・フック首相は自動車製造工場の建設は重要であり、ベトナムにとって長年の夢である国産の自動車製造が実現できると述べた。
ビングループの自動車製造工場の建設プロジェクトはヨーロッパとアメリカの基準を満たしており、ベトナムにおける画期的な自動車産業の始まりでもある。これはビングループにとって7つ目の新規事業になる。
ビンファーストの目標は東南アジアトップの自動車メーカーになり、2025年までに年間50万台を製造する計画である。主な製品は内燃機関自動車、電気自動車や電動バイクである。まず初めにヨーロッパ基準の5人乗りセダン、7人乗りSUV、電動バイクを製造し、予想される製造台数は年間10万～20万台である。
ビンファーストの製造ラインはハイフォン市に335ヘクタールを擁し、プレス、車体、エンジン製造、塗装、組み立ての5つの主要工場で構成されている。その中で、エンジンなど重要な部品はヨーロッパやアメリカのトップデザイナーから購入し、車のデザインはベントレー、BMW、キャデラック、フェラーリ、ジャガー、ランボルギーニ、メルセデスベンツなどの高級車のデザインを手掛ける有名なイタリア人デザイナーに依頼する。
また、ビンファーストでは環境への優しさをスローガンに製造の際、最新技術を駆使し排出ガス規制のEuro 5.0 とEuro 6.0に適用させ、更に製造過程においてもグリーンエネルギーの使用を優先する。そして、同社は環境保護のために、使用済みのバッテリーを処理する工場にも投資する。
他にも、同社は部品を製造するためにベトナムの製造工場と協力し、現地調達率を60％まで引き上げて、近隣諸国への輸出も目指している。
日付：2017年9月5日(http://tuoitre.vn/thu-tuong-phat-lenh-khoi-cong-nha-may-oto-mang-thuong-hieu-viet-20170902120450737.htm)
