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【ブログ】南北ベトナムで認識すべき点四選

皆さんこんにちは。AGSアドミン部でインターンをさせていただいてる木戸と申します。

私は昨年の8月より語学留学のために5ヵ月間ハノイの方に滞在し、その後インターンを行うためホーチミン市へ移動しました。現在はホーチミン市で生活しているのですがたまに「あれ、ハノイにいたときよりもこれはちょっと違うな」としばしば思うことがあります。

今回は、ベトナムの二大都市であるハノイとホーチミン市とで違うと思ったことについてお話していきたいと思います。

今後ベトナムへ赴任、または留学する方は是非お読みになっていただけたら幸いです。

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1.気候の性質

ベトナムは日本に比べ赤道に近いため、暑いという印象を持つ方が多いのではないでしょうか。確かにホーチミン市は熱帯に属する気候であり、気温も30℃超えの日が多いくらいとても高いです。恐らく皆さんがイメージしているベトナムはホーチミン市の方の影響が高いと思います。

しかし一方のハノイの方は日本に似た気候であり、また四季に当たる季節も存在します。特に11月後半から4月まで最低気温が10℃を下回ることもあり、まるで冬のように冷え込むため、地元の方でも暖かいダウンコートを着用する人を多く見かけます。逆に5月以降はホーチミン市に似た蒸し暑い天気が続きます。

このように、時期によって気候変動が激しいので、体調管理には十分に気をつけてください。

2.物価

物価につきましても店によってまちまちなのですが、一般的な物価では概してホーチミンのほうが若干高い傾向にあります。特に屋台や交通機関などを見ると、この傾向は顕著に見られます。

また、ミネラルウォーターを中心とした飲料は日本と同じくメーカーによって値段が違います。
物価(1円=200ドン) ハノイ ホーチミン市
市バス 7,000ドン (35円) 6,000ドン (30円)
タクシー(マイリンタクシー) (初乗り)9,000ドン前後
(約45円)
(初乗り)11,000ドン前後
(約55円)
フォー(ベトナム料理) 20,000~35,000ドン
(100円~180円)
35,000~50,000ドン
(180円~250円)
バインミー(ベトナム料理) 15,000~30,000ドン
(75円~150円)
20,000~40,000ドン
(100円~200円)
コーヒー 15,000ドン前後
75円ほど)
20,000ドン前後
(100円ほど)
ミネラルウォーター
ラビー(Lavie、ネスレ社、現地生産産)
5,000ドン(25円)
ミネラルウォーター
エビアン(Evian、輸入)

30,000ドン(150円)

(出所)筆者調べれ

※バスについては少々ホーチミン市のほうが安い傾向にあります。

なお、駐在員や観光客向けのレストランや海外でも展開している一部チェーン店(スターバックス、マクドナルドなど)等では日本に比べれば多少は安い(約三割ほど)ですが、ベトナムの一般的な価格帯からしたら少々高く感じるかと思われます。

3.南北ベトナム語の発音の違い

ハノイとホーチミン市の違いについて最も強く感じたこととして、発音の違いが挙げられます。これは日本で言う関東の言葉と関西の言葉のような違いと似ています。ベトナムに来て日が浅い外国人にとって、この違いを感じることはとても難しいと思います。

以下の表は南北での発音の違いをより分かりやすく明示したものです。
発音 ハノイ ホーチミン
r (例:rẽ=曲がる) ゼェー レー
d (例:dạy=教える) ザイ ヤイ
gi (例:giờ=時) ゾー ヨー
 

他にも単語自体が異なる場合もあります。例えば千という数字はハノイでは「Nghìn(ギン)」となりますがホーチミン市では「ngàn(ガン)」となります。また道路を表す単語もハノイでは「Đường(ドゥン)」、ホーチミン市では「Phố(フォー)」とされております。

例えハノイでベトナム語を学んだとしてもホーチミン市では伝わらないことがあります。また、その逆もありえます。

もしベトナム語で話をする際は南北で話し方が違うことをしっかりと意識しておきましょう。

4.ホーチミン市の人は商売上手?

ビジネスの姿勢にもにも大きな違いが見られます。。この違いはそれぞれの都市の繁華街に行くことで実際に体感できると思います。(ハノイ:ドンスアン市場、ホーチミン市:ベンタン市場など)

私がハノイにいた頃、店内やマーケットで気になった商品を手にすると店員がすぐさま真後ろで待機し、客の反応をひたすら待つといった接客をします。(手にした瞬間に寄ってくるので慣れないうちは怖く感じると思います...)

一方、ホーチミン市の場合は入店するや否やすぐに客に近づき、商品の説明などをまくし立てて接客をします。また、中にはその商品とは関係ないものまで売ってくるお店もあります。(私の場合、靴を買おうとしてたはずなのに変なアクセサリーも売ってくる店がありました)。

また、積極性に際してもホーチミン市の方が優れています。

ハノイだと自分から商品を呼びかけるお店は多くありませんでしたが、ホーチミン市は観光客が通るたびに売りに来たり大声で話しかけてくる人が非常に多かったです。

また、観光客を見ただけで言語を使い分けてくることもあります。こちらは南北ともに共通していることなので注意してください。(欧米人には英語で、日本人には拙いですが日本語で話しかけてきます。また、店員によっては中国語や韓国語で話してくることもあります。)

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いかがでしたでしょうか。

ベトナムと一括りにしてもそれぞれの都市がそれぞれの個性を持っており、一つの国であるにも関わらず様々な側面が伺えて、非常に興味深いです。皆様もベトナムにお越しの際は、是非とも両都市に足を運んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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