カントー(Can Tho)市はサービス業を中心に、次いで製造業、農林水産業という経済構造改革の中で、これから経済発展の質とサービス業の発展に介入する。
月曜日に行われたメコンデルタ市での記者会見で、サイゴンタイムズデイリー(SaiGon Times Daily)の質問に対して、共産党委員会のトラン・コック・チュン(Tran Quoc Trung)副委員長は、カントー市の経済構造を明らかにした。
チュン副委員長は、これまで市の経済は製造業－サービス業－農林水産業の構造で発展をしてきたが、大きな投資家の需要に見合ったインフラとサービスが整っていない中、製造業関連のプロジェクトの投資を市に呼び込むのが難しい、と述べた。
現在、市のGDPは製造業が6.75％、サービス業が35％、農林水産業がその残りを占めている。しかしながら、2015～2020年度は、2020～2025年度における製造業発展の支援をするためのサービス業の奨励に焦点を当てることとなっている。
目標達成のため、カントー市は貿易サービス分野の発展を加速し、特に金融、貿易、観光、付加価値サービスにおけるサービスを充実させる。市は交通や科学技術、情報通信の強みを最大限活用するつもりだ。
加えて、市は小売サービスを充実させ、住宅地や新しい都市部の巨大ショッピングモールやスーパーマーケットの投資を呼びかける。
カントー市をメコンデルタの経済中心地にするための計画に関して、チュン副委員長は、市は
政治局(Politburo)の「Resolution 45」に沿って2020年にメコンデルタ地域全体の経済推進力となる、と述べた。
これまでカントー市はカントー大学(Can Tho University)やメコンデルタ稲研究所(Mekong Delta Rice Research Institute)、カントー橋(Can Tho Bridge)、カントー国際空港(Can Tho International Airport)、カントー総合病院(Can Tho General Hospital)、銀行、スーパーマーケット、商業地を保有しており、地域の教育、ヘルスケア、金融、商業の中心となっている。
http://english.thesaigontimes.vn/43059/Can-Tho-to-focus-more-on-services-sector.html (150917)
