ハノイ‐2017年にベトナムで開かれるアジア太平洋経済協力(APEC)フォーラムのために設けられている国家委員会は、昨日第6回目となる総会を召集した。
委員長である副首相兼外務大臣のファム・ビン・ミン(Phạm Bình Minh)氏の話によると、この総会は2016年に実行された課題の見直しと、ダナンで開かれるAPEC首脳会議の運営を含む来年上半期の活動に関する議論のために開かれたものである。
彼は今月末にハノイで行われた非公式高級実務者会合(ISOM)の成功について、関係省庁や機関を賞賛している。
ISOMの構成はAPEC各国に歓迎された。とりわけ、ベトナムによって提案された、持続可能かつ創造的な成長における中小企業の役割を促進する優先項目が注目を受けた。デジタル時代におけるこうした企業の競合性や創造性は大きなものである。また、食の安全性と農業の持続可能性、気候変化への対応策の増進にも焦点が当てられた。
また、ミン氏は2017年のAPECを効果的に行うために、すぐに処理されるべきいくつかの欠点も指摘した。
彼は関係省庁や機関・現場に対し、2017年APECをあらゆる側面から成功させるため、より緊密な連携と情報交換を求めている。2017年には、APECの枠組みの中でおよそ200もの会議や研修会などのイベントがベトナムで催される。
インドネシアサミットによってこの責任を任された2013年から、ベトナムはこの2017年に向けて準備を進めている。
多様化・多角化など外交方針運用の際の重要な転換点として、ベトナムは1998年にAPECに参加した。2006年には第14回APECを主催し、アジア太平洋自由貿易圏の設立や、ボゴール目標の実現とAPEC内部での協力の牽引を狙ったハノイ行動計画の導入など、成功を収めている。
1989年に設立されたAPECは、現在21の国家・経済地域から成る。オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、台湾、タイ、アメリカ、それにベトナムである。
日付： 2016年12月22日(http://vietnamnews.vn/politics-laws/348466/apec-national-committee-preps-for-2017.html#mmPkGrDBMsT1jv6p.97)
