みなさんこんにちは。
AGSの閑野です。
前回は主にベトナムの受験制度について書かせていただきました。
今回は、日本ではありえないような受験に関する事実を見つけてきましたのでご紹介させていただきます。
①ベトナムでは大学は2校しか受験する事ができない。
なんとベトナムではたった2校しか受験校を選択できないそうです。厳密に言うと、出願大学は合計2校まで、学部は合計4学部までという制限が設けられているとのこと。
つまり、もし大学を2校受験するなら選択できる学部は受験する大学を2学部ずつ、もしくは1学部と3学部といった形になります。
お金の限り試験にのぞめる日本とは大違いですね。
②ベトナムでは合格判定はたった1回しかない!
こちらもウソの様な本当の話。実は、ベトナムでは願書を提出する際に学部名を第1~4志望順に書くそうです。
そして、その志望度の高い順番で選考が行われ、合格した段階でその大学に自動入学となるそうです。つまり、第1志望校に合格した段階で選考は終了するため、第2志望~第4志望学校へは自動的に進学する事ができなくなるのです。
合格が決まった後に気変わりしたら大変ですね。そのため、ベトナム人は出願をする前に自分の進路について真剣に考えるそうです。 (日本でも当たり前の話ですが、、、)
③一部の人はテストの点数が加算される?
今回の調査で私が最も驚いたのがこの制度です。日本ではにわかには信じられませんが、ベトナムではごくごく一般的なことのようです。
ベトナムは地域によってはインフラが不十分であったり、また少数民族ゆえに社会進出が難しいといった地域の格差や個人の事情が多く存在します。
そこで、政府は彼らの点数に下駄を履かせることで、彼らの社会進出を促すそうです。加算される点数は人や地域によってまちまちですが、基本的に+1~5点が一般だそうです。
この制度も、格差の激しいベトナムで国民を平等にする配慮があって行われているそうですが、もちろん不公平だと不満の声をあげる国民も少なくはないそうです。
今回のブログはいかがでしたでしょうか?大学受験1つ取っても、日本とベトナムはここまで異なるのはとても興味深いことですね。
今後も、日本にはないベトナムの風習や習慣などを調査して、どんどん発信していこうと思います。
それでは次回もよろしくお願いします。ヘン・ガップ・ライ。