皆さまこんにちは。
Legal部署とBM(Business Matching)部署でインターンをしております、土井です。
今日は「ベトナムのサッカー」について紹介致します。
サッカーはベトナムで最も人気があるスポーツです。
FIFAランキングでは136位[i]と、ASEAN地域の中では強豪といわれるベトナム。
実は、日本のサッカー界とも繋がりがあります。
日本人元サッカー選手の三浦俊也氏が2014年から2016年までの2年間、ベトナム代表の監督を務めました[ii]。
街では炎天下の中、元気にサッカーをするベトナムの人々の様子を見ることが出来ます。それにしても他のスポーツに比べて圧倒的な人気を誇るサッカーですが、私の友人が言うにはその人気の秘密は学校にあるようです。
ベトナムでは舗装された道路が少ない上に交通量が非常に多く、しかも街中にはグラウンドや体育館といった施設もあまりありません。このような環境の中で、ベトナムの子供が始めて出会うのが実はサッカーなのです。
人数の調整も容易で、かつ省スペースでのプレイが可能なサッカー(どちらかと言えばフットサルですが)は、その手軽さから学校の体育の授業でも重宝されており、多くの子供が習います。
スポーツ文化がそもそも浸透していない子供にとって、初めて触れるサッカーというスポーツがどれだけ特別な意味を持つかは想像に難くないはずです。かくして、サッカーはベトナムで確固たる地位を築き上げました。
しかし、国民的な人気を誇るサッカーですが、日本で一般的な部活動やクラブチームといった取り組みはまだほとんど見られません。それどころか、前述した環境の中ではスポーツの数も限られているため、ベトナム人の生活にスポーツ文化が浸透する事も難しいのが現状です。
今後は、経済発展と共にレジャーとしてのスポーツ文化が徐々に芽生えていく事が予想されますので、今後のベトナムのスポーツには大いに期待したいですね。
今回は以上です。
また来週も宜しくお願い致します。
[i] 『ベトナム代表のFIFAランキング詳細』
http://fifaranking.net/nations/vnm/ (2016.10.20)
[ii] 『三浦俊也氏がベトナム代表監督に就任 五輪代表も兼務の2年契約』
http://www.soccer-king.jp/news/japan/20140508/188261.html (2014.5.8)