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【ブログ】ベトナムでは太陽光発電がアツい!?

皆さん、こんにちは。

AGSホーチミン事務所ビジネスマッチング部インターンの宮本です。

暑い…。

執筆時点で、もう10月も終ろうかと言うのにホーチミン市の日中の気温は30℃近く…。外を歩けば、額に汗が流れ、最近では雨も少なくなり雨季(ホーチミン市では一般的に5月〜10月の降水量が多く“雨季”とされています)も終わりを告げようとしています。

そんな暑いホーチミン市ですが今、別の意味で「アツい」ものがあります。

太陽光発電の導入

日本では太陽光発電が注目され始めてから、既に数十年が経っており、2012年に「再生可能エネルギーの固定買取価格制度」が導入されたことによって、法人、一般家庭など一気に太陽光発電が普及しました。

そんな太陽光発電ですが、現在ベトナムでも注目を集め出しています。

ベトナム政府は2017年4月11日付で、太陽光発電の固定買取価格や優遇処置などを定めた首相決定を発表し、再生可能エネルギーの活用を進めています。

ジェトロの調査によると、2017年5月現在の固定買取価格は1キロワット(kWh)当たり2,086ドン(約10.43円)。ちなみに消費電力量によって電気料金は変わりますが、2016年11月時点での一般家庭向け売電価格は1キロワット(kWh)当たり1,622ドン(約8.11円)です。ベトナム政府は2030年までに発電設備容量に占める再生可能エネルギーの割合を21.0%まで引き上げる計画を立てています。詳しくは下記URLをご参照下さい。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2017/05/c7789ac580139b92.html

実際、私がホーチミン市で活動していても色々なところから太陽光発電に関するビジネスのお話しを聞く事が多いです。

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ベトナムは太陽光発電に適した土地!?

ベトナムの地形は南北に長いため、北部、中部、南部で土地によって気候は様々です。

ホーチミン市がある南部は年間を通して最高気温30℃くらいの温暖な気候で、太陽発電には最適な場所と言えるのではないでしょうか。

雨季があるとは言え、日本の梅雨のように長時間シトシトと雨が降るわけではなく、短時間にザーッと降って直ぐに止むような雨なので、日射量は若干落ちますがそれでも年間を通して高い日射量を誇っています。ホーチミン市の月別年間平均日射量は約207時間で東京は約156時間だそうです。この数字を比較してもホーチミン市が太陽光発電に適した土地と言えるのではないでしょうか。

今後の見通し

現在ホーチミン市は急激な経済発展と共にオフィスビル、高層マンション、ショッピングモールなどが次々と建設されています。もちろんこのような建物を建設するとそこに供給する電力も新たに必要になり、電力需要が高まります。実際、ベトナム南部の電力供給は需要に追い付いておらず、北部や中部から電力を融通している状況のようです。

太陽光発電は再生可能エネルギーの中でも比較的容易に始められる発電方法で、水力発電や風力発電のように巨大な設備や莫大な投資が必要ありません。

日本と比較しベトナムはまだまだ電気料金が安く、太陽光発電はまだ投資には向かないかも知れません。

しかし、豊富な日射量、電力需要の増加、容易な設備、この3つの要素から考えても今後、ベトナム南部での太陽光発電が発展していく可能性は十分あるのではないでしょうか。

今回はベトナムでの太陽光発電に関してのご紹介でした。最後までお読み頂きありがとうございます。



≪参考≫

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=44&block_no=47662

http://www2m.biglobe.ne.jp/ZenTech/world/kion/vietnam_hochiminh.htm

Japan
Vietnam