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ホーチミン市での小売市場の4つの動向(前半)

ホーチミン市のSavillsリサーチのボー・ティー・カン・チャン氏によると、2009年からの小売業界の外資規制緩和もあり、ベトナムの小売市場、特にホーチミン市の小売市場が外資に注目されている。

様々な要因が小売市場の発展に影響しているが、その中でもチャン氏は将来のホーチミンにおける小売市場に影響を与える4つの動向を指摘している。

① コンビニエンスストアの成長スピード

2017年のホーチミン市での消費者アンケートによると、コンビニエンスストアを利用する消費者は2015年の4%から17%に増加している。

ベトナム小売市場において、コンビニエンスストアは10年前から市場に進出していたが、消費者がコンビ二の利便性を理解していなかったため、なかなか市場に浸透しなかった。

しかし、ここ数年、様々な国際ブランドと国内ブランドが戦略をたて、小売市場に参入している。現在、ホーチミン市において、個人商店に代わり、ファミリマート(Family Mart)、B’sマート(B’s Mart)、サークルケー(Circle K)、ミニストップ(Ministop)、ショップアンドゴー(Shop&Go)、ビンマート(Vinmart)など、約1,000店舗のコンビニエンスストアが営業している。特に、セブンイレブンとGS25の進出は小売市場にとって、新たな競争につながっている。

ファミリマート(日系)は2020年まで、ベトナムにおいて1,000店舗の出店を予定し、セブンイレブン(日系)についても2027年までに1,000店舗を出店する予定だ。同様に、ベトナム最大のコンビニエンスストアであるビンマートプラス(Vinmart+)は2020までに4,000店舗を出店する予定だ。

競争激化の理由は、狭いエリアに店舗が乱立していることによる商圏の密集である。しかしながら、他国と比較すると、ベトナムにおける小売市場の密度は未だ低い為、大手にとっては、まだまだビジネスチャンスがある。

② 郊外へのショッピングモールの攻勢

郊外は日々交通インフラが改善され、人口も増加している為、小売供給は継続的に拡大している。2013年の79%から2018年の第三四半期には87%になった。

小売市場の内、ショッピングモールは53%のシェアがあり、都市部で小売供給市場が減少しているの対し、郊外はここ5年、年間平均13%の成長率で間増加し続けている。大規模な高層住宅複合プロジェクトによって都市化速度も速くなっている為、郊外のショッピングモールにとってまだまだチャンスはある。

(続く)

日付:2018年11月30日 ( https://kinhdoanh.vnexpress.net/tin-tuc/doanh-nghiep/4-xu-huong-dan-dat-thi-truong-ban-le-sai-gon-3837494.html )

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