ハノイ‐ベトナムの果物・野菜の輸出量は、2016年に240億米ドルに達した。2015年から30%上昇し、これにより貿易産業省の年間目標である220億米ドルを突破したことになる。
ベトナム野菜・果物協会(Vietnam Fruit and Vegetable Association)によると、これは既存の市場を保護しつつ、新たな市場を開拓してきた努力が実った結果のようだ。
2016年には、5種類の果物が4つの新たな市場を獲得した。内訳は、オーストラリアへマンゴー、台湾(中国)へドラゴンフルーツ、タイへはロンガンとライチ、そしてペルーへカシューナッツである。これにより、ベトナムの果物・野菜の市場は60ヵ所以上の国と地域に広がったことになる。
最大の市場は中国であり、市場のおよそ70%を占め、次に韓国、米国、日本が続く。
農業農村開発省植物保護局のブイ・シー・ヨアン(Bủi Sỹ Doanh)氏は、ベトナムの果物・野菜が米国や日本、オーストラリアのような更なる市場を獲得するため、貿易障壁に関して局は交渉を続けていく予定だと話す。
2017年には、ベトナムはオーストラリアからドラゴンフルーツ、日本から果肉の赤いドラゴンフルーツ、米国からスターアップルの輸入許可を獲得することを目標にしている。
ベトナム果物・野菜協会のグエン・フー・ダット(Nguyễn Hữu Đạt)氏は、収穫後の保存状態や海外からの多様な製品・高い品質の要請に応える技術の更なる向上が求められていることを強調する。
日付: 2017年1月5日 (http://vietnamnews.vn/economy/349130/improved-quality-boosts-export-of-fruits-vegetables.html)