AGSのホームページをご覧の皆様、はじめまして。
AGSリーガル部門でインターンしております、鶯と申します。
皆様にベトナムの司法に関する情報を提供したいと考えております。
今回はベトナムの裁判所について紹介したいと思います。
皆様はベトナムの裁判所の中を見学したことがありますか?
裁判は特別な事件を除き、公開されているので自由に傍聴できます。
AGSのベトナム人スタッフに聞いてみたところ、外国人であっても裁判の傍聴することは可能だそうです。
私は一度ハノイで地方裁判所と最高人民裁判所を見学させていただきました。
見学した日がちょうどテト期間で実際の裁判を見ることは出来ませんでしたが、法廷の中には特別に入ることができました。
日本の裁判所は、テレビのニュースなどでご覧になってご存知だと思います。
中央に裁判官がおり、一段下がった位置に刑事裁判では検察官と弁護士、民事裁判では双方の弁護士が向かい合う形で座ります。
しかし、ベトナムの裁判所では少し違います。
写真はハノイの地方裁判所の法廷です。
民事裁判の際、中央に裁判官がおり、弁護士同士が向き合うのは同じです。しかし、刑事裁判では検察官が裁判官と同じ段に座ります。そして、一段下がった位置が弁護士の場所となっています。
裁判官と検察官、弁護士の座る位置から、検察官の地位の高さと弁護士の地位の低さが分かると思います。
日本とベトナムの裁判所の違いが一目でわかる興味深いところです。
ベトナムに進出する日本企業が訴訟に巻き込まれる可能性は当然あります。
それを未然に防ぐためにも、企業活動に纏わる契約書の作成や労務問題への対応が重要となってきます。
弊社ではベトナム労働法に精通した日本人弁護士、ベトナム人弁護士による企業法務サービスを提供しております。
ベトナム進出にご興味をお持ちの場合は、是非弊社までご連絡ください。