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【ブログ】迷子決定!? ベトナム道路事情

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皆さまこんにちは、AGSホーチミン事務所の渡邊です。



先日タクシーで工業団地に行く機会があったのですが、目的地に簡単にたどり着かないんです。タクシーの運転手さんは、カーナビを使っていたのですが、それでもどうもわからない。

最終的には目的地にいるベトナム人の方と、運転手さんに直接電話をしてもらって、なんとかたどり着きました。

ブログをお読みくださっている方で、ベトナム在住の方は、たどり着かない経験がおありではないでしょうか?

そこで今回は、ベトナム(特にホーチミン市及び近郊)の道路について、特徴を3つほどご紹介したいと思います。

特徴① 道に名前がついている。
日本でも道路には名前や番号が付いていることがほとんどかと思われますが、ここベトナムではかなり細かく道路に名前が付けられています。

そしてその名前の多くは、歴史的に重要な人物(グエン王朝の王様のグエンフエ通りなど)や、歴史・文化的なもの(「共和」を意味するコンホア通りなど)が付けられており、ベトナムが自国の歴史と文化を非常に大切にしている国だということが分かります。

外国人である私にとっては時としてややこしい名前も多いのですが、ベトナムという国を理解するには、効果的なのではないかと感じております。

そして、多くの場合、店や建物の入り口付近に住所が表記されており、タクシー運転手も含め常に住所をすぐに確認できるようになっています。

ただ、一見すると住所が分かりやすいように感じられるのですが、時として道に迷う原因となってしまうことがあります。例えば、連続的に続いている道であるにもかかわらず、途中から道の名前が変わってしまうところがあったり、住所の番地の数字が、規則的に付けられていなかったりするのです。その為、タクシーの運転手さんはある程度、通りの名前を記憶しているようなのですが、運転途中で下車し、近辺の人に道を教えてもらっている場面に頻繁に遭遇します。
特徴② バイク大国ならではの道路が存在する。
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バイク大国として知られるベトナムには、バイクや車が走行する車道を区別している道も多く存在します。掲載した写真のように看板で明確に分かれていることもありますが、表記がない一般道でも、バイクと車で走る車道は区別されている場合もように感じられます。

また、一方通行が非常に多いのもホーチミン市の道路の特徴です。中心部は特に複雑に一方通行が定められており、道だけ記憶しただけでは移動が出来なくなっています。タクシーを拾う際には、一方通行で遠回りにならない位置から乗車するように心がけています。
特徴③ 道路(歩道・車道)を経営目的に活用することができる。
ベトナムの道路は、経営目的で活用することができます。(指定された道に限定されます)経営目的とは、路上駐車(車やバイク)や露店などです。

歩道が広く取られていることや、バイク所有者が多いことが、この背景として考えられるのではないでしょうか。

道路を使用する際には、目的に合わせて使用料が発生し、且つ使用条件をクリアする必要があります。しかし、上記のルールに沿わず、違法で道路を使用していることも多々あり、近年ベトナムのホーチミン市では政府が「歩道を取り戻せ」キャンペーンを実施し、キャンペーンの開始から約5カ月で約7000件の違反が取り締まられたそうです。

参考:http://www.viet-jo.com/news/social/170616020455.html

実際にホーチミン市内を歩いていると、どう考えても歩道から車道にでなければ進むことのできないところに出くわします。バイクが歩道を占領していることや、路面店が歩道の大部分を占めている場合、街路樹が大きすぎるなど、要因は様々です。歩行者としては歩道が取り戻されてほしいと思う一方で、ベトナムらしさなのかも知れないとも思う毎日です。

上記に挙げた特徴3つに限らず、ホーチミン市内の道路は観察していて興味深いものがあるかと思います。

ホーチミン市にお越しの際は、ぜひ散策してみてください。

それでは今回はこの辺で失礼します。



渡邊

Japan
Vietnam