みなさまこんにちは!
雨季が近づき、バケツをひっくり返したようなにわか雨の降る日が多くなりました。いつ降り出すのかわからないので、折りたたみ傘は必携です。
さて、今回は現在世界中で話題となっているUber(ウーバー)について取り上げてみたいと思います。
皆さま、Uberというサービスをご存知でしょうか?
簡単に言うと、Uberはタクシーの手配からキャッシングまでをアプリ上で一貫して行えるサービスです。 アメリカのサンフランシスコで2010年に始まり、現在は53カ国、252都市(ベトナムはホーチミンとハノイの2都市)で展開、驚異的な成長を見せています。
このように今乗りに乗っているUberですが、とりわけもっとも高い成長を記録した国、それがここ、ベトナムだそうです!
Uberによると、サービスのリリースから10ヶ月目までにおけるベトナム市場での運送回数は、他のすべて市場と比べて最も多いそうなんです。53カ国の中の1位、すごいですよね。
このニュース、ベトナム人のITにおける情報感度の高さを示すひとつの事例といえるのではないでしょうか。
筆者はまだベトナムに来て2週間も経過していませんが、ベトナムのWifi環境の快適さとスマートフォンの普及には正直驚きました。
ホーチミン市内のカフェにはほぼ100%Wifiが完備されており、その環境の良さは日本を超えています。また、街のいたるところで若者がi phoneを手にし、利用しています。
人がUberというサービスにたどり着き、実際に利用するに至るには、情報を検索し、内容を理解し、実際にそれを使用するといった能力がなければなりません。それに加えて、uberを利用できる環境(インターネット環境、スマートフォンの携帯)も必要です。
今回取り上げた事例から、多くのベトナム人がインターネット上での情報検索能力を有し、その能力が発揮される環境が整っていることが分かりました。人件費が安いためIT導入する必要がないという声も聞きますが、 ITサービスにおいても、参入できる市場がベトナムにあるといえるのではないでしょうか。
ベトナムにおけるスマートフォンの普及率は36%( 2014上半期時点。2013年は 20%)です。これからますます普及率が高まり、市場も拡大していくでしょう。
p.s. ベトナムのuberですが、現在交通警察によって摘発の対象となっています。Uberのサービスは実質、旅客運送業ですが、認可機関から営業許可を得ておらず、使用する車両も当局が認めたものではないことが原因です。しかしその人気と車の判別の難しさから、摘発は難航しているようです。