通産省は2016年から電力の卸価格を改定すると発表した。価格が見直される企業は、国営の発電会社であるベトナム電力総公社(EVN)である。
今回の改定により、EVNの中部における電力は5％値上げされ、全国で最高値となった。
EVNの副ジェネラルディレクターを務めるDinh Quang Tri 氏によると、中部の電力総公社はコスト削減が急務であったため、今回のような措置をとらざるを得なかったという。
通産省は今回の価格改定はある程度の限度を考慮して設定されているという。 具体的にいうと、最高限度価格は1135 VND/kWhから1200 VND/kWhまで、最低限度価格は1066 VND/kWhから1119 VND/kWhまで引き上げられた。
今回の価格改定で電力卸価格が値上がりしたため、電気料金の値上がりも懸念されるが、Dinh Quang Tri 氏によれば今回の価格改定は電力の取引価格に過ぎないため、消費者が使用する電気料金に影響はないという。
日付：2016年5月18日 (http://tuoitre.vn/tin/kinh-te/20160517/evn-duoc-tang-gia-ban-buon-dien-25/1102114.html)
