国境を渡ってきたタイ製商品や、小売業者が持ってきた日本製商品はベトナム市場の伝統的な市場、スーパーマーケット、そして路面店にまでも入っている。
VnExpress.netの調査結果によると、Nguyen Trai通り(5区)・Dien Bien Phu通り(Binh Thanh区)・Nguyen Tat Thanh通り(4区)・Xo Viet Nghe Tinh通り(Binh Thanh区)などのホーチミン市の通沿いには、様々なタイ製や日本製の広告看板が出現し始めた。
Dien Bien Phu通り(Binh Thanh区)の舗道では、タイ製の靴は3万~5.5万ドンで山のように積まれて販売されている。店長によると、商品のすべてはカンボジア国境から持ってきたのでコストが余りかからず、価格はその程度になる。現在、国境エリアでは、タイ製の化粧品・食品・洗濯剤・家庭用品・衣類品・布団などの様々な種類が大量に販売されている。外国商品と比べてタイ製は他の外国商品に比べ安い価格で販売されている。もし、Kampot,Kokong,またはSihanoukville(Campuchia)の港に行けば、様々な物を選べ、他の商品に比べ3~4倍の利益がでるとその店の店長は話した。
タイ製の表示がある商品以外に日本製も現在、路面店にも持ちこまれ販売されている。Nguyen Tat Thanh通り(4区)では毎朝、日本製シャツが1枚3.5万ドンで販売されている。
路面店や伝統的な市場での販売だけではなく、タイ製や日本製商品はインターネットでも販売されており、ベトナムのスーパーシステムにも侵入し販売されている。
最近、日本のイオンモールはベトナムに二つのショッピングセンターをオープンし、日本からの商品量は30%を占めている。この数日前、イオンはベトナムで約30店のスーパーを持つCitimartと戦略的協力契約を締結した。両者の予定では2025年まで店舗数を500センターへ拡大する。そのため、大量の日本製がベトナムに勢いよく入ってくると予想される。
ベトナム市場シェアを狙う目的で、タイのBerli Jucker集団(BJC)-Charoen Sirivadhanbhakdi氏はMetro Cash&Carryベトナム小売チェーンをすべて購入するため、約8.8億ドルを出した。そのため、2015年、Metroの全国19センターにタイ製がベトナムに入ってくる。
上記のシステム以外にParkson,Maximart,または、Family Mart, B’sMartでは家庭用品・電子品・衣服・果物などのタイ製・日本製の様々な商品が高比率で一般に販売されている。
税関総局の調整結果によると、年初10ヶ月、ベトナムの輸出額に関して、中国は第1国であり、350憶ドルである。韓国は170憶ドル。日本は3番目にあり、103憶ドル。タイは5番目の国であり、58憶ドルの輸出額がある。そのうち、タイの野菜・果物、そして日本の衣類は大半を占め、成長率も高い。
(kinhdoanh.vnexpress.net 2014年11 月19日)